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経験より


こんにちは!

今日は、化粧品の材料費についてのお話です。 怡康館でも随分昔になりますが、海外からのオファーを受けて、 自社ブランドで、化粧品(美容液)を作ったことがあります。 ヒアルロン酸含有量高めの奴です・・・ その時のラボの先生とのやりとりから解った事・・・

① 材料は、粒子の大きさで値段が変わる!

② 成分抽出の過程で、何を使うか?で値段が変わる!

③ 容器に何を使うか?結局液体だったりクリーム状だったりするので、容器を溶かしてしまう可能性があるそうです。⇒溶かすは破壊ではなく、容器の成分が商品に溶け込む と、言うことでした・・・  

なので、安い製品を選ぶときは、それらのリスクを考えるべき!   らしいです。

で、日本に来ては、化粧品特にSK-Ⅱを爆買いの方々は、よくご存じなのだと思います。

だってね、かの國にもSK-Ⅱの製造工場あるのですから・・・

だけど、中身が全然違う!と仰っていました。 どゆこと?って聞いたら、

レシピはかわらない・・・だけど、材料の質がちがうのだそうです。

同じ物でも、作る工場が変われば中身も違ってくるのですね・・・

それは、日本国内でも同じ事のようです。 一口に『ヒアルロン酸配合』とあっても、ヒアルロン酸は元々粒子が大きく皮下まで浸透しません。なので、粒子を細かくする必要があります・・・が、自力でそれが可能になる大きさにするなら、1本4~5万円の美容液になってしまうのだそうです。技術料というところでしょうか?

なので、各社、ギリギリの大きさで、誘導体と絡ませて皮下に届くように設計するそうです。

それでも、販売店舗、販売員、宣伝広告費、その他諸々・・・とすると、化粧品の原価率はだいたいきまっているので、1本1.5~2万になるようです。     

 逆に言うと、その値段以外は、入っているというだけでその量も浸透率も期待するな! ということだそうです。  当たり前のことですが・・・消費者としては、だまされた気になりますよね? それを回避するのが、商品裏に記されている成分表や材料表示です。    

果汁とかでもそうですが、1ℓ中にどれだけ入っているか?その数を表示できるのですが、 10000㎎と、書かれていても、そもそもその飲料は内容量が30㎖だったりして ????と思うことありますよね?上記のものだと、約34本飲んで、やっと 10000㎎=10g 摂取できる事になります。  世の中、数次のからくりは至る所に隠れています。 探すのめんどくさい!!! 計算するのも面倒!なので、私は、体感してから・・・

数字や計算得意な方、是非、身の回りのものでからくりをといてみてね!

そして、その時は教えて下さいませ m(_ _)m